自分らしい人生を生きる「終活」とは?後悔しないようにやっておきたい大切なポイント!

「終活」と聞くとどんなイメージを浮かべますか?

「終活₌死」を連想し、身近な人の死が浮かんできて悲しい気持ちになったり、死ということから目をそむけたくなりますよね。
どちらかというと、暗いイメージを抱いてしまい、どうしても避けてしまいがちではないでしょうか?

しかし、人間には必ず「死」というものがやってきます。
それはいつ訪れるのか、全くわかりません。

終活とは、「自分らしく生きるために、これからの人生で何をしておきたいか」というご自身の生き方を改めて考えておくことと、「遺されたご家族が困らないように準備をしておく」ということでもあり、決してマイナスではなく、前向きなことなのです。

自分のため、ご家族のために、今一度人生について考えてみませんか?

ここでは、自分らしく生きるために今からできる「終活」について、詳しく解説していきます。

「終活」がなぜ必要なのか?遺された家族への大切なメッセージ

 

「終活」という言葉が世に広まったのは、2010年に「ユーキャン新語・流行語大賞」にノミネートされたことがきっかけです。
この時に「終活」という言葉を聞いた方も多いのではないでしょうか?

「終活」は、「自らの人生の終わりに向けた活動」の略語で、自分が亡くなった時に葬儀や供養の方法を決めておく、財産の相続をどうするか遺言書を書いておく、生前に身の回りを整理しておく、エンディングノートを作成しておくなどがあげられます。

昔は死後のことや死に対して、生きているうちから話すのは縁起でもないと敬遠されてきましたが、現在は前向きな活動として捉えられ始めています。

なぜ「終活」が必要なのか?

なぜ「終活」が必要なのでしょうか?
ここでは、私の経験談になってしまいますが、少しお付き合いいただければ幸いです。

私は、身近な人を2人亡くしています。
母親と夫です。2人とも癌で他界しました。

母は51歳の時、夫は38歳の時、若かったのでどれだけ無念だっただろう…と思います。
2人の無念な気持ちにも触れたいところですが、ここでは遺された私たち家族について書いていきます。

もちろん2人とも「終活」はやっていません。当時「終活」はまだ広まってはいませんでした。

母と主人に共通して言えることは、癌とはいえ自分の死がこんなに早いとは思わなかったから、何も残していなかったということです。
いざ亡くなってしまったときに、困ったこと、後悔したこと、私たちがやったことは本当にこれで良かったのか、と思うことがたくさんあります。

そのこと、私に「終活」ということについて考えさせられるきっかけとなったのでした。

遺された家族へ…メッセージがあったら…。

癌の末期は急にやってきました。
そして亡くなる時間も刻々と近づいてきているのがわかります。

声に出したくても声が出ない…。何が言いたいのかもわからない…。治療法はこれで良かったのか…。
など、この時点で本人の意思は確認できませんでした。

亡くなったら、家族は悲しむ間もありません。すぐに葬儀の手配や準備に取り掛からなくてはなりません。

夫の葬儀は私が喪主のため、手配から何もかもやりました。
しかし、感情とは裏腹に時間はどんどん進んでいき、葬儀屋さんのいう通りに進めるしかありませんでした。

悲しみの中で言われれば「はい」としか言えません。祭壇もこれ、お花もこれ、棺もこれと悲しみの中で選ぶことなんて出来ません。
結果、高額なお金がかかったお葬式になってしまいました。

その時は、何も考えられなかったものの、後から
「夫はこんなお葬式を望んでいたのかな…」
とふと考えました。ここまでお金をかけずに、本当はひっそりとやってほしかったのかも知れません。

お葬式が終了して今度は手続きの問題が発生しました。
クレジットカード、携帯電話、保険や年金の名義変更や解約、これらは暗証番号が何か、どこに何の書類があるのか全く分からないと本当に困ります。

私の場合、全ての手続きを終えるまで相当の時間と労力がかかりました。
何年か経ってからようやく、主人に関しての治療や葬儀の後悔、手続きの大変さを実感したのでした。

しかし、後悔しても時はもう戻っては来ません。
生きているうちに出来ること、後悔しないで自分が生きること、自分がもし亡くなった時に遺された人が困らないように、ということを何かの形で残しておくことの大切さを身を持って体験しました。

そこから、「終活」は自分自身のためでもあるけど、「遺された人への大切なメッセージ」として、是非かたちとして残して欲しい…と心から思ったのです。

後悔しないためにやっておきたい3つのこと

「終活」といってもそんなに難しく考えなくていいと思います。
「終活」には「こうしなくてはいけない」という決まりはありませんし、無理をしないで出来る範囲から進めていけばいいのです。

ここでは私の経験から、これだけはやっておいてほしい3つのことを詳しく説明します。

病気の告知や延命治療についての意思を残しておく

病気になるとは限りませんが、「もしも病気になったら、どうして欲しいか」ということは明確にしておいてほしいものです。
具体的に上げると、

  • 病名ははっきり告げて欲しいか(余命宣告なども含めて)
  • 死が近づいたときに延命治療をするか、緩和治療にするのか
  • 臓器提供について

具体的に「もし自分があと何か月の命なら、家族でこうしたい」や「この人には必ず会って話したいから、呼んで欲しい」など書いてあると、家族としても出来る限りのことはしたい…と思えるようになるでしょう。

余命宣告などの現実を突きつけられると、周りの人は動揺して正確な判断ができなくなります。
このように明確に書いてあると、家族も助かるでしょう。

自身の身の回りの物や個人情報を明確にしておく

亡くなった後に家族が手続きをするものとしてあげられるものは、

  • 預貯金(金融機関名・支店・口座番号)
  • 生命保険(保険会社名・担当者・保険証券)
  • 公的書類(保険証・年金手帳・マイナンバー)
  • クレジットカード(カード会社・名義・暗証番号)
  • 携帯電話(ロック解除・アカウント情報)

これだけではありませんが、情報を明確にしておくことで手続きする家族も助かります。

また、WEBからの契約したものは明細書などの郵送がないものが多く、解約を忘れてお金だけが引き落とされ続けているということがあるので注意が必要です。

葬儀の形式やお墓などの希望を決めておく

病院で亡くなると、病院では一時的な保管しかできないので、葬儀社を決めるのに慌ててしまいがちです。
そして、葬儀社を決めていないと病院から紹介される場合もあります。

紹介された葬儀社に依頼しても良いのですが、「この葬儀社はあまり良くなかった」と後悔しても遅いので焦って依頼しないようにしましょう。

また以前はお葬式というと「一般葬」がほとんどでしたが、最近では、親族のみの最も近い人で行う「家族葬」も増えてきています。
家族は一般葬でみんなで送ってあげたいと思っていても、本人は「家族葬にして身内だけでひっそりと行って欲しい」という希望かも知れません。

葬儀やお墓に関しては、

  • どんな葬儀の形態にいて欲しいか(一般葬・密葬・家族葬など)
  • 葬儀に使用する遺影はどれにするかあらかじめ決めておく
  • 一般葬であれば、呼んで欲しい知人をリストアップしておく
  • 先祖代々のお墓に入りたくないなどの希望があれば、決めておく

など、死後にトラブルにならないためにも、明確にしておく必要があります。

まとめ

今回は、自分らしく生きる「終活」とは?後悔しないためにやっておきたい大切なポイントをまとめてみました。
人は元気でいると、「死」のことは考えたくないのは当然のことです。

しかし、もしも自分が死んでしまったときに、「自分の人生はこれで良かったのか?」と思いたくないですよね。
また、自分の死後に大切な家族を困らせてしまうこともしたくはありません。

終活をしておくことによって自分自身と向き合うことができ、「後悔しない人生を送るためには、何をしておくべきか」「これだけはやっておきたいから、早速始めよう」など新しいことにもチャレンジできるかも知れませんし、自分自身がすっきりとできるのではないでしょうか?

終活は終わりではなく「始まり」です。
後悔しない人生であるために、遺された人を悲しませないために、「終活」をぜひ取り入れてみてください。

 

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